4件のコメント

  1. 非常に興味深く拝見させて頂きました。一般的に化石資料としてよく知られるサメ類の歯ですが、その分類は非常に混沌としていて、なかなか答えを示すのは難しい事、想像に難くありません。
    このような研究の積み重ねが、サメ類の系統進化やそれを取り巻く環境変異などを明らかにする材料となるかと思いますので、今後も継続して頂ければ幸いです。
    より発表を理解してもらうためにも、サメ類の簡単な説明や分類体系、種数などの説明して頂ければ、より理解が深まるかと思います。

    1. 池田先生。
      アドバイスありがとうございます。
      難しいテーマですが、更に勉強を続けていきます。今後ともご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

  2. 興味深く拝見いたしました。サメ化石を丁寧に分類されており、大変勉強になりました。
    魚類化石の専門家が少ないことも、日本の古脊椎動物学における大きな問題だと思います。
    将来のためにも、日本各地のサメ化石を記録することは大きな意義のある研究だと思いますので、今後とも頑張っていただければと思います。

  3. ここで示されているカグラザメ(Hexanchus) の歯(少し欠損してますが)の形状が、昔、自分が岐阜県瑞浪市の前期中新世露頭から採集したものととてもよく似ていて驚きました。
    ところで少なくとも現生のサメ類では、顎を取り出したものを観察すると、多くの属で上顎と下顎でずいぶん歯の形状が違って見えます。こうした違いは化石の歯を同定するため各分類群の歯の形状を定義するにあたって必要な情報となろうかと思うのですが、化石として発掘されたサメの歯の場合、歯根の形状か何かで上顎のものか下顎のものかがあらかじめ判別できるのでしょうか?ご教示いただければありがたく存じます。

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